ここ数年、寒い時期に羽田空港が見えるホテルでぼんやりリトリートしているのですが、今回は折角なので多摩川河口に位置するこのホテルから対岸へ渡ってぐるっと歩いてみました。
上の写真はホテルの裏側。ここからスタート。
まずは東京湾とは反対側に向かって歩きます。ここは遊歩道が整備されていて比較的歩きやすいです。ただ、時間によっては通勤自転車が結構な速度で走っているので注意。
まず、最初の橋にたどり着きました。大師橋です。
橋の手前は神奈川県、ここを羽田空港側へ渡ると東京都。産業道路とも言われている道路なので大型車の通行は多いですが、歩道は御覧の通り。歩きやすかったです。
東京都側へ渡ると左側に見えてくるのが、羽田神社。ご祭神は「須佐之男命(スサノオノミコト)」「稲田姫命(イナダヒメノミコト)」。航空安全、病気平癒、家内安全、縁結びなどのご利益があるとのこと。羽田の地にあるということで、御朱印のデザインにも航空機が(*'▽')
参拝していたら、地元のご夫婦に声を掛けられました。「御朱印❔」。やっぱりあの御朱印は有名なんですね。今回は頂かなかったのですが、持ってくればよかった。
羽田神社を出て再び多摩川沿いへ。道がいくつか分かれていましたが、最も川沿いの道を選びました。Googlemapだと出てこないかも。
以前から気になっていた鳥居。京浜急行羽田空港線にも「大鳥居」という駅があります。この鳥居の立つエリアにはかつて３つの町があり、第二次大戦後の米軍により接収された後、鳥居は破壊されるはずでした。しかし・・詳しくはリンクをお読みになってください。泣けてきました(/_;) なぜ、「平和を祈願する鳥居」なのか。ここには愚かで悲しい歴史の意味が込められていました。
大鳥居を過ぎてさらに多摩川を南下。歩け、歩け～♪今思うと寒い時期でよかったです。日除けもないですし、この冬散歩の後ですら汗をかきましたから。ただ、風のないおだやかな日がいいですね。(散歩した日は2024.1.30)
羽田空港B滑走路が離陸のために使用されるときはここからの眺めは最高です。いつもは対岸から眺めていた場所に歩いてこれて感激。しかし、B滑走路の離陸運用はそうそうないですね。個人的には２回見たことがあります。南風の強い日の午後明るいうちの運用でした。ゴゴゴという音とともに車輪をしまう瞬間も見えました。
コロナ渦の頃、このターミナルからホテルまで多摩川スカイブリッジ経由で歩いたことがあったっけ。その頃の空港ターミナルの静けさがまるで現実の世界ではないかのようでした。コロナ渦が去り、一見元通りの生活に戻ったように見えますが、５年前までの世界と今ではあまりにも隔たりがあります。
思い返せばよくここまで歩いたわ～と多摩川スカイブリッジの上で歩いてきた道を眺めて振り返る。ほんの1時間ほどなんですけどね。橋を渡って神奈川県側に戻ります。
多摩川スカイブリッジが完成したのは2022年3月。それまでは羽田空港と神奈川県側 キングスカイフロントエリア(Kawasaki INnovation Gateway Sky Front)を直接結ぶ橋はなかったのでこの橋ができたことは大きなできごとでした。このエリアには生命科学、環境分野の企業、研究所があります。
所用時間約1時間30分。ちょうどよいボリュームのお散歩となりました。
じつはこの後、午後の部として「川崎大師」まで歩いて行きました(#^.^#)
次回このホテルでリトリートするときはどんなルートで散歩しようか今から考えています。また寒い季節に❕
