ワンドの7
7 of wands
これは私見だが『ラッキーセブン』の出どころを知ると、実は数字の『7』がそれほどラッキーではないような気がしてきた。そういえば野球もスロットもしない、キリスト教徒でもない、七不思議も七光りも興味のない自分にとって数字の『7』は『週7番目の日は日曜日』位にしか思えなくなっている。タロットに触れるようになって知ったことは数字の『7』は闘争、卑劣、幻想、岐路。ペンタクルスの7はそれほど悪くはないが、それ以外はあまり気持ちのいいものではないものばかり。
立ち向かう・攻撃・屈服しない
Mylene Farmer Désenchantée (1991)
Mylene Farmer 公式チャンネルより
www.youtube.com
Dis-moi,dans ces vents contraires common s'y prendre?
教えて、この逆風にどう立ち向かえばいいの❔
ミレーヌ・ファルメールの『Désenchantée』(幻滅の世代)は1991年にリリースされた。プロモーションビデオの内容はまるでどこぞの独裁国家の強制収容所が舞台。これを見るとどうしても思い出してしまうのが、1989年11月のベルリンの壁崩壊から1ヶ月後に起きたルーマニアのチャウシェスク政権の崩壊。この東欧の大きなうねりは止まらず、1991年旧ソヴィエトの崩壊へとつながっていく。長期に渡って強大な力に支配され、無力化されたと思われた民衆は権力に立ち向かうことを忘れてはいなかった。
ミレーヌは現在62歳。現在も活動中で世代を超えて支持されています。この会場にいるどれだけの観客がこの曲が出た後に生まれたんだろうと思うと(゚д゚)!