◎24年ぶりの発表会に臨む◎
ついに発表会に向けての準備期間に入りました。個人的には24年ぶりとなります。2作品出演予定。ひとつは振付が始まりました。と同時に思い出される、過去の発表会前のできごと。それは、「お蔵入りになった作品」。
◎センターにウドの大木を置きたくなかったばっかりに没になった白鳥たち◎
大人バレエクラスにある日入会した(自称)プロバレエダンサー。カンパニー(バレエ団)にいたと自ら話していたが、何とも言えない胡散臭さを漂わせていた彼女。ちょうど発表会の申し込みが始まったと同時に入会、「ぜひ参加したいですぅ」。何となく雲行きが怪しくなりそうな予感があった。そしてそれは不幸にも当たってしまった。どちらかというと先生にとっての疫病神だったかもしれない。余談だけど、私が彼女のレベルだったなら大人バレエクラスの発表会など、たとえソロやパドドゥを踊らせてもらえても出なかっただろう。踊らせてもらえるのならどこでもいい訳ではないと考えているから。
先生の後日談だが、「今まで頑張ってきた生徒たちのための発表会なんだから、突然現れた自称プロの彼女にソロやパ・ド・ドゥは踊らせない。」と決めていたそう。6名の出演、ひとり2作品。当初は作品の1つ目は3名ずつ、二つ目は6名全員でと決めていたとのこと。当初の予定どおりなら動画↓の「白鳥の湖」大きな白鳥の踊りを自称プロの彼女と中学生までバレエ経験のある方、私の3名で踊る予定だった。しかし、その配置でどうしても170センチ以上の問題の彼女(あだ名はウドちゃん)をセンターに置きたくないという理由でこの作品を却下したそうです!結局1つ目の作品も6名全員で踊ることになった。身長、経験値も関係のないごちゃまぜ作品なってしまった。そんなゴタゴタが生徒たちにも伝染したかのように、やる気をなくして最後までダレていたのを思い出す。
もしも、先生が「ウドちゃんセンター」ガマンして「大きな白鳥たち」を決行していたらどうなっていただろう?恐らくなんだけど、そのうちリハーサル中に大喧嘩になっていたかも(;´∀`)
今だから言えるけれど、ウドちゃんは精神を病んでいたように思います。
「本番前日に左脚のアキレス腱を切って足も骨折したんだけど、監督に「キミじゃないどダメなんだ!」って言われて右脚軸でグランフェッテ32回やったの!(*´▽`*)」
本番前日の段階でアキレス腱断裂に骨折じゃ救急車モノですけど。
実際、彼女のグランフェッテは8回が限界でした。そんなプロ、居ますか?
UBCチャンネルよりお借りしました
ボリショイ劇場バレエ 「白鳥の湖」第2幕より大きな白鳥たちの踊り
◎働き方を変えたためにご縁が消滅したパ・ダクシオン◎
大人からバレエ人生の発表会で何が幸運だったかと聞かれれば、全幕モノを経験したこと、ソリスト級の役を頂いたこと、現役の中高生と同じ作品を踊る経験をしたこと。その他大勢扱い、子どもの添え物扱いはほぼなかった。大人バレエ定番のくるみ割り人形「花のワルツ」経験はない。「花のワルツ」はプロで観たい。
所詮、大人バレエ。限界はある。限界はあると理解している上で経験してみたいと思っていたのが、幕モノの華、主役の二人によるグランパドドゥに花を添えるポジション。たとえば、ライモンダのグラン・パ・クラシック・オングロワや動画↓の「バヤデルカ」(ラ・バヤデール)のパ・ダクシオン。
そんな大切なチャンスを失ったのは、30代に入って転職をした時。それまで通っていたスタジオのレッスンスケジュールが全く合わなくなったから。子供の頃から習い続けているメンバーと同じ舞台に立つことに限界を感じていたのもあって、スタジオを去ることに。でも、もし転職をしていなかったとしても、その発表会は辞退していたかもしれないと思うと、あれでよかったのだと今は思います(*'▽') でも、踊りたかったな。
50数年生きてきて思いますけど、チャンスというものはそうあるものではないので、行けるときはガッツリ食らいつかなくてはいけないですね (*´Д`) 行くぞ!
Notas de Balletチャンネルよりお借りしました
マリインスキー劇場バレエ「バヤデルカ」第3幕よりパ・ダクシオン
「ジゼル」と「ラ・バヤデール」、ザ・男都合バレエランキングではどちらが一位?↓
