50の手習い

大人バレエを中心とした毒多めの個人的な記録(*'▽')

彼女らのレベルに合う人がいないだけ。

十数年ぶりに再会したのは最後にフルタイムで働いた

職場の女性精鋭たち。

 

出会った頃は30代前半だったAさんと先輩のBさん。今でもその企業に勤務。Aさんは今年の秋には50歳に、先輩のBさんはそろそろ還暦だ。ふたりとも知性があり、性格も容姿も美しい女性です。

昭和風に言うならば、「なぜあの人たちは結婚していないのだろう?」といった感じ。

いや、答えはあの頃からわかっていたよ。

 

これ何だったっけ、憶えていない

 

彼女らのレベルに合う男性がいないだけ(*'▽')

 

お上品すぎたロブスター

 

「理想が高すぎるんだよ」とか「学生時代に見つけていないのがアウト」なんて野暮なことは言わんといてね。皆が同時期に最もふさわしい相手に出会えるわけではないし、全員が結婚しなくてはいけないなんてどこぞのカルトみたいだから、やめてね。あ、そうだった、カルト天国ニッポンか(-_-)

 

Aさんは私と出会った頃、婚活に踏み切ろうとしていた。当時30代前半。当初は「最悪、私より年収が低い相手でもいい」と言っていたものの、そのうち「やっぱりダメ、結婚して負担が増えるのは女性の方だから撤回!」そして最終的に「結婚が仕事を続けていく上でのリスクになるくらいなら結婚自体諦める。」・・別に彼女は仕事を愛していたわけではなかったのですが、自分の身を護るのは経済的な自立だということをよくわかっていたのだと思います。あと、気になったのはご両親の老後について。

 

魚貝のあっさり麺

Aさんの妹さんは既婚者で、Aさんいわく「妹は婚家の両親の面倒を看ることになるだろう」とのこと。つまり、「それなら誰が私の両親の面倒を看るのかって私しかいないですよね」実に現実的なお話。なんて親孝行な人なんだろう、と親不孝な私は感心してしまったことを思い出しました。

豚の角煮

先輩Bさんには弟さんがそばに二人もいるにも関わらず、母親の介護は彼女が見ていました。いったいこれってどういうことなんでしょう(・・? 詳しくは聞けなかったのですが、ただ一言、「弟たちに任せられない」とのこと。B先輩は素晴らしい女性に成長されたけれど、息子さんたち二人の育て方は間違ったのかも。よくある話。

 

本日のデザート

十数年経っても「結婚したかったよ~(-_-)」と話していたふたりですが、私からしたら専門分野の中で仕事ができて経済的に自立している彼女たちが眩しいですけどね。さすがに最近は外野が静かになってきたとのことですが、独身者の増加や少子化を女性のせいにするこの時代遅れな国のジジイども、どうにかならないですかね(-_-メ)言っておくが、お前たちがバカにしている女からお前たちが生まれていることを忘れるなよ!!

 

うちのお爺ちゃんと父、時代遅れな男たちでなくて本当によかった(#^.^#)

思った、男の子の育て方に掛かっている。今からでも遅くないぞ!

 

それから女の子たちへ。生きていく武器を身に着けるために学んでほしい。「学び」はあなた方を裏切りません。「可愛げのない女」などと言われて「バカを装う」必要性は全くありません。男性都合で生きているわけではないのですから。男性ウケのためのおしゃれも必要ありません。常に自分軸で。

 

・・彼女たちとの話は楽しかった。本来ならこのような素敵な女性たちが望んでいるような人生を歩めたら最高なんだろうけれど。考えてみると、結婚している人たちの中にも「望んで結婚したわけではない」人が結構な数、含まれていると思うのよね。結婚が「永久就職」なんて言われた時代の人たちなんて特に。つくづくなんていびつな世界なんだろうと思う。男性に下駄を履かせ、女性に機会もまともな報酬を与えようとしないなんて、どこぞの石ころしかない野蛮人国家だよ( ;∀;) 資源ないから似たようなものか(-_-)

 

色々考えさせられた夜でした。

「おばあちゃーん、まだこんなんだよーこの国は!」と今度お墓参りで報告します。

 

記事とは関係ないけれど、落ち着きたいので一曲。

ヴァイオリン好きなBさんに捧げます。

 

ロンドンフィルハーモニック管弦楽団公式よりお借りしました

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1 番 第二楽章 アダージオ

二コラ・ベネデッティ(ヴァイオリン)


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