Rainer Andersチャンネルよりお借りしました
アラベスク 恋にメリーゴーランド(1981)
受験のための塾通いで覚えた「寄り道」。今ではほとんど見なくなった「ドムドムバーガー」や「ディッパーダン」に立ち寄ってはポテトやアイスクリームをこっそり食べていた店でよく流れていたのが「Arabesque(アラベスク)」のポップなメロディー。
やがて中学に入学してそれが誰の曲であるか知ると、父親にレコードをねだった。それまではクラシックばかりだったので父が驚いていたのを憶えている。翌年、彼女たちが日本に来日することを知り、神奈川県民ホールに来ると言うから大騒ぎ。中学生の夜間の外出並びに盛り場(笑;)への出入りは校則で禁止されていたので父にお願いして同伴してもらうことになった。もちろん、学校へは届けを提出して。事務局の職員さんは目を丸くして「お父様とコンサート!?」だって、一人じゃ行けないでしょって話。
というわけで平日のコンサートへ制服姿の私と見た目は超コワモテ、スーツ姿の父が神奈川県民ホールに出掛けたのでした。周囲のお客のほとんどが海水浴場でコパトーン塗りまくってこれ見よがしに日光浴をしている兄ちゃん姉ちゃん(マイルドではないヤンキー風)ばかりで、コンサートが始まるや否や総立ち状態。そんな中、私たちは座ったまま彼女たちのステージを鑑賞していたのでした。父から「あ、この曲知ってるよ」なんて意外な反応があったり、三人の歌を聴きながら「この人たち(会場のヤンキーなお客さんたち)ってキャンディーズのファンだったりしたのかな~」なんてぼんやり考えたり、愉快なひとときを過ごしました。
コンサート後は父の知り合いの天ぷら屋さんで食事をしました。今はないんですけどね。そう、コンサート前はここでお茶しました。今あるのかな?
カフェ・ド・ラペ ↓
この頃はドトールとかファミレスなどそうない時代(1982)でしたから、入れただけラッキー。どこへいっても並ぶのが覚悟の時代でした。産業貿易センタービルというと神奈川県民にとっては「パスポートセンター」として馴染みがあります。ここの地階にも飲食店があるんですが、今じゃ閑古鳥。情けない( ;∀;)
最近知ったのですが、アラベスクって出身の西ドイツでは人気がなかったそうで、主に海外、特に日本、旧ソ連などで人気だったそう。まあ、わかる。彼女たちって日本のアイドルグループのようなアニメ声で歌っているように聞こえる。欧米ではウケないと思う。なんとなく、声のトーンが高すぎるのはよろしくない職業の女性たちを連想させてしまうので。でもね、関係ない。サンドラ、ミカエラ、ジャスミン、大好きでした(*'▽')
最後に父が好きだったシャーリー・バッシ―を。
PEDRO MENDOZAチャンネルよりお借りしました
シャーリー・バッシ― 「ゴールドフィンガー」007のテーマ
確かこのアルバムを買ってもらった記憶がある↓
