50の手習い

大人バレエを中心とした毒多めの個人的な記録(*'▽')

静かに過ごしてきたGW 父の命日によせて

SCHMATZ開拓は続く。今回は武蔵小杉店へ。GWだったのにガラガラ。
父とお酒飲みたかったな。

 

今年のGW中は珍しくバレエのレッスンもスケジュールされており、退屈せずに過ごすことが出来た。旅行などのお出かけは「民族大移動」の時期を外すのが我が家の決まりなので、今年も家周辺で静かに過ごした。

 

子供の頃、GWをどう過ごしていたかはっきりは憶えていない。父は会社を経営していて常に忙しい人だったが、たまの休みは母を置いて(母が私たち子供から離れたがっていたので)妹と三人で「大散歩」というテーマで遠方まで出かけていた。近場だと横浜港大さん橋、中距離なら逗子や三浦海岸、浦賀ラドン温泉、江の島、遠距離なら熱海まで行っていた。もうそれって散歩じゃないよね(゚д゚)!な楽しい大散歩でした。

 

しかし、そんな幸せな子ども時代もそう長くは続かず、父は41歳で早逝してしまいました。父が入院していた病院で最後に言葉を交わしたのはGWが始まる直前、祖母の命日の4月26日。その時、最後に父が私にかけた言葉は「ごめんな。」だった。私はうんとうなづいて病室を後にしたが、その時、これが最後になると何となく予感していた。その10日後、GWが明けた5月6日の朝、父は亡くなった。

 

そんな訳で残された私たちは数十年に渡ってGWが近づくと気持ちが沈み、積極的に行動することができなかった。楽しんだら父に申し訳ない気持ちもあった。そんな呪縛からいつ頃開放されたのか・・はっきりと憶えていないが意外とここ数年かもしれない。

 

GWを静かに過ごしていることにふとささやかな幸せを感じた昨日、私たちが何をしたかといえば、わざわざ電車に乗って隣の区のとあるインドカレーのお店で食事をし、普段入ることのないスーパーで買い物をし、のんびり帰ってきたこと。何も特別なことはない、そんな日がGWにあって幸せだと思えるようになったことに時の流れを強く感じた。生きていたら80過ぎかあ~パパ、母ちゃんまだ生きてるよ(;・∀・) このままいくと軽く120歳位まで生きそうだから早めに迎えに来てね( ;∀;)

 

・・・なんて物騒なことを言っても「ハーイ、お嬢様、少々お待ち下さいませ(*'▽')」とふざけて返してくれそうな父です。毒気は父譲りかも。

 

CLASS TECTORチャンネルよりお借りしました

父は石原裕次郎さんの大ファンでした。そしてその裕次郎さんに似ていることを人から指摘されると喜んでいました(*^-^*) 裕次郎さんの身長には3センチ届かなかったけどDIY以外は何でも得意な自慢の父でした。


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